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アラゲホンジ blog
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レコーディング
荒馬座のお稽古に行く手前、今まで縁遠かった都営三田線をこのところ利用するようになりました。
最近この路線でよく見かけるのが、帰り道が同じようでお互い歳が近い同僚の男女。

そして彼らはこれからお互い恋がはじまりそうな予感の、
ういういしい会話をしてるもんだから、
ついついタキーは耳をダンボにして聞いてしまいます。

男性が恥ずかしいほどおせおせであったり、
一方女性の方は気のない素振りをしておきながら、
いやあんた彼のこと好きになってきてる?みたいな。

たまたまそんな彼らに出くわす機会が多いのか、
自分がそんな男女関係に敏感な年頃なのか、
はたまた三田線がそんな場所なのか、

もう付き合っちゃえ、めんどくせえ!
と一喜一憂しながら、彼らの光景を本を読んでるふりして鑑賞するのが最近の楽しみの1つです。

そんなこんなのどんなもんだで、

アラゲホンジはレコーディングをはじめています。

SANY0104.jpg

↑1番録りはドラムのノリノビッチこと、もっさん。

SANY0114.jpg

↑ついでにタキーもこの日試し録り。

よくミュージシャンのPVで、ヘッドホンしてレコーディングしてる風景を
今までシロウトながらに見てたくらいの、そのくらいの認識しかなかったんで、
レコーディング、音に対するこだわり、タキーはこれから未知の領域です。

ドキドキと不安で、バチ持つ手に汗がにじみます。

今晩太鼓の本録りです。
斉藤君、お手柔らかにお願いしますネ。

writer:taki


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さんさ踊り
連休明けの18日の火曜、月見ル君想フへライブ奉納に行ってきました。

対バンだった「The Novelestilo」のHipHopバンドの方々、個人的にボーカルの人タイプです・・・
というか、クラブで遊びまくっていた頃のノリノリな自分が蘇ってきて、イイ気分になれました。

いつもTシャツに短パンの自分は「とびっきりにオシャレをする」時って、クラブに遊びに行く時だけ。
めったにはかないヒール履いて、マスカラつけて、ヘソだして肩だして、邪魔でしょうがない髪もおろして、
こういう場所だけ「女の子」になれたあの時、あの頃は歩いてるだけで声かけられてたな~。

いっぱい恋してたな~。
HipHopを聞くたびに、そんな水色な思い出が蘇るのでした。
ありがとう「The Novelestilo」さん。
ちょっと9ヶ月ぶりにパーマネントでもかけ直しに行こうかなって気分になってまっす!

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夏休みをたくさん頂いて、今年の夏は東北のお祭を幾つか見てきました。
そこで得たものを少しづつライブに還元しています。
その中の一つ、「フック」を今日はご紹介します。

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↑太鼓を装着する真文氏。
今まで太鼓は紐を体に巻きつける方法でした。
ライブ中に付け替えをする時、この方法では結構時間をくいます。
装着のたびに、ギターのアツシ君に漫談をしてもらっていました。

sansa1.jpg

↑岩手盛岡の「さんさ踊り」。
アラゲホンジの太鼓を担ぐスタイルの参考ともなったお祭。
太鼓を担ぐ方達の太鼓との接着部分をネットの画像でいろいろと見てみたら、
なんかフックみたいなので止めている「っぽい」ことがわかって、
これは地元の人に教えてもらわないかん。ということで実際見にいきました。

sansa2.jpg

先に体の方でにたすき掛けの形を作っておいて、
そこにフックをつけておく。装着する時、そのフックを4点太鼓にかけるだけ。
とっても単純なことでした~。
ミス太鼓いわく、「ず~とつけてたら重いし~、このフックなんか100均で買ってるのよ!」
と明るく教えてくれました。

いつからこのようなフックを使いはじめたのでしょう。
祭りもなるべく快適にできるように、改良される部分があるのでしょうね。

金具だから融通きかないだろうから、絶対グラグラするんだろうなと思っていたのがドッコイ。
実際使ってみて、以外だったのがフックの方が体に密着します。
太鼓と体の距離がフックの丈分、非常に近くなれたからだと思います。

でも100均のフックはやっぱりすぐ壊れるんですね~。
ライブの時の付け替えでは、結構乱暴に外しちゃうからね。

次は本格派「登山用」フックを使ってみよう。

writer:taki









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両面
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昨日は東京大塚Welcome backでのライブでした。

毎月定期的にライブをやらせてくれるこの場所で、
ボーカルの斉藤君は
「ひと月に1つ新曲をつくる」
という公約?を忠実に有言実行しておりまして、
昨日も「千の秋と一夜の祈り」という新曲を携えて、ライブに臨みました。

この曲は童謡ではじまり、それぞれのメンバーのご当地自慢のラップに流れ、
齋藤君の「四股」踏み(お相撲さんのシコです)で終わる。
という、とってもコンセプチュアルな内容の1曲に仕上がっております(笑)。

「(笑)」で表現できないほど、心弾むメロディーとラップで、
私非常に大好きです。

ひと月に1つ新曲をつくっているストイックな齋藤君に感化されまして、
私の方ではひと月に1つは、「踊り」「ネタ」「衣装」の方面で
新鮮さを加えようと思っております。

この新曲のイントロでは、おかめひょっとこの面を使った
「両面」という演目をやってみました。
齋藤君と2人で寸劇見たいのをやっています。
以前ブログにも書いた、「江戸里神楽」の若山社中さん達がやってる演目を
少し真似てみたものです。

表にひょっとこ、後ろ頭におかめの面をつけクルクル入れ替わるといった演目なんですが、
お腹に桶太鼓しょって、視野の狭くなるお面をつけグルグルまわってると、
少々貧血気味になってる自分が、修行不足だなと感じるところです。

ちなみにこの面は、上京してきた両親と深川を散策していたおりに見つけたもの。
所狭しと祭り用品が並ぶ店内で、イカしたはっぴをきてる江戸っ子のおばちゃんと、
意気投合しながら祭りトークで熱くなる自分がいる傍ら、
一向にお店の中に入ってこようとしない両親は、
雨が降っているのに、傘をさしながら外で待っている。
そんな光景がこのお面を見るたびに、フラッシュバックしてくるものです。

この娘は何に憑かれてこんなものを買ってしまうのだろうと、
20代半ばを過ぎた娘の将来を案じながら、両親が買ってくれたもの。
欲をいえば、ひょっとこの面の顔に、もう少し品があったらな。と
「親の心子知らず」で思うことしきりです。

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この曲でのもう一つの見せ場が、メンバーそれぞれのご当地自慢を
7、7、7、5の言葉の流れにあわせてラップにのせるところ。

齋藤君は秋田の湯沢、ギターあつし君は埼玉の入間、ドラム坂本君は横浜、
ベースのヒロシ君は福岡の久留米、私takiは香川は讃岐でエントリーしています。
自分達で詩を書いたのですが、それぞれの色が素直にでてきて、なかなか興味深いです。

メンバーの詩の提出が本番目前な所でそろってきたのもあり、
かつそれぞれの地の方言もまざっていましたので、
秋田弁の齋藤君には少々覚えるのが大変だったようでした。

今回に限り、takiお手製の「カンペ」を使うことにしたのですが、
なかなかマイク片手に紙をめくるのが大変だったようで、
最後の方はカンペみないで唄えておりました。

物覚えの悪い私からしたら、神業に近いことをやってのける
齋藤君に、座布団1枚です。

writer:taki
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江戸里神楽若山社中
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今月はアホみたいに勉強しまくってます。
今日は荒馬座のアトリエ企画イベントにて、
江戸里神楽若山社中出演「江戸囃子と里神楽」を見に行きました。
・江戸囃子
・江戸寿獅子
・江戸里神楽「悪鬼退治」
を今回披露してくれました。

一言で感想をいいますと、江戸里神楽「悪鬼退治」の演目で
顕著に感じた事なんですが、洗練された芸術と遊びの大国「江戸」の、
お国柄がみせる見事な融合芸能だったな~としみじみ。

もと「里神楽」とは、「禁中の御神楽に対して諸社や民間で行う神楽。
村里で行われるひなびた神楽」(広辞苑)という解釈が一般的なようです。
確かに、宮中の文化に対して民間で行う、といったあたりの面影は、あぐらかいて
げらげら笑いながら見れてしまった。あたりから感じ取れます。

しかし、「江戸里神楽」の特徴は、能、歌舞伎、狂言の要素を合わせ持ち、面(おもて)をつけた「黙劇」。
国指定重要無形民俗文化財にも指定されています。

実際出演していた方からのお話で、若山社中は自分達のお囃子を商品として洗練してきた
とおっしゃっておりました。そして何より注目したいのが、
今まで「お祭り」という場からあまり縁がなかったような?自然と香る「清潔感」。
黒光りな大太鼓、真紅の紐があでやかな締め太鼓。
黄金色に輝く寿獅子の、綺麗にブラッシングされたホワイトヘアー。
綺麗に散髪された髪型に、からし色の着流しにネズミ色の羽織を着た、
余計な油が抜けている年代の、若山社中の男性陣6人組。
なんだこの清潔感は、、、。

宮中の文化に負けず劣らず洗練された技術と井出達。
でも、そこにはテレビも雑誌もなかった頃の人々の、
民間の人たちの「遊び」も忘れられてないんですね~。
またでましたよ!「遊び」!
そこが「江戸里神楽若山社中」の芸能の素晴らしいところと感じました。

江戸寿獅子では、みかんをぽんと置かれて「あわー」と口を開けては
(この瞬間、実家で飼ってた犬の表情とだぶって、非常に愛らしかったです)、
食べようか、知らないふりしようか、
小さいみかん1個の前で、もがき苦しむ獅子。
江戸里神楽「悪鬼退治」は、いたずらが大好きな赤鬼、青鬼のまねっこ遊びや、
勇者から矢をいられ、しくしく泣く青鬼。
「君そんなんじゃ死にはしないよ」と言わんばかりのふざけた赤鬼の態度。
「獅子」だとか、「鬼」だとか、普通にみたら「怖い」です。
獅子頭と、鬼の面の無表情ったら怖さの極みですけど、
操る人間の動き、バックで流れるお囃子で表情がついてきます。

江戸里神楽「悪鬼退治」で、ふざけてばっかりで不器用な動きをする赤鬼・青鬼に対して、
能のお面のようなものをつけた勇者の方は、
無駄な動きがない分、かえって表情がつかめず、
正義の味方の勇者であるのに「怖く」見えてくるのが不思議。

この間から感じている「遊び心」の発見。
キム・ドクス氏からも感じた、洗練された先の遊び心こそおもしろいものはないです。

家のテレビの調子がおかしくなり、テレビにカーテンがついて、
はや1年がこようとしておりますが、
テレビなくてもおもしろいものは見れるんだな、ザ・テレビ子代表の私は、
今新しい娯楽に夢中です。

writer:taki


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金徳洙サムルノリ
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丑三時を過ぎました、現在午前4時。

人間、人生の3分の1は寝てるんだそうですよ。
もったいないから起きていよう!なんて、

いうのは口実で。
ちょっと今日寝られません。

そんな興奮を体験してしまったお勉強会に、我がアラゲホンジのリーダー斉藤真文氏に連れられ、
また出向いてしまいました。

韓国が世界に誇る超絶打楽器集団〈サムルノリ〉の創始者、
金徳洙氏率いる「金徳洙サムルノリ」の公演です。

韓国の代表的な四つの伝統打楽器、チャンゴ、プク、ケンガリ、チンを〈サムル〉といい、
演戯、遊ぶを〈ノリ〉といって〈サムルノリ〉。

ここです。

「伝統打楽器」がそろって、「遊ぶ」が入る。
打楽器を演奏するに必要な技術と体力、それらを備えもった「遊び」は、半端ない。

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すごく印象的だったのが、スペシャルゲストのジャズピアニストの山下洋輔氏と、
太鼓奏者の林英哲とのコラボでの一場面。
演奏する二人のかたわらで頭にリボンをつけチャンゴを担ぎ、ヒラヒラと舞叩くミスター金徳洙。
その姿、井出達がなんともカワイらしく、憎めない。

金徳洙氏とこの日本人2人の技術は、お互いさして変わらないものを持っているのに、
この見る側からしての金徳洙氏への「期待」はなんなんだろうと。

以前から自分が「日本の芸能」に惹かれる1要素として、
「滑稽さ」「おもしろさ」にあるということに気づいていたのですが、
その惹かれる1要素があるのとないのとで明らかに見る方の気持ちが違っている。
それがすごく表面にでてた、ライブでの瞬間。

芸能に含まれる「遊び」を、金徳洙氏は表現し得た人だった気がします。

「金徳洙サムルノリ」の集団は、なんと芸達者な人の多いこと。
よく雑技団で見かける斜め飛びをやってらっしゃるわ、
新体操で使われるリボンくらいの長さのものを頭で振りながらブレイクダンスはじめるわ。
あれはもう曲芸です。
鍛え抜かれた芸人集団でした。

そんなことも、え、あんなこともやっちゃうの!?でも演奏止まってないって、
どういうことーです。

金徳洙氏のプロフィールに「韓国伝統芸術の大衆化・世界化に貢献」ということで、
「銀冠文化勲章」を受章とありました。

リアルにある伝統芸術をそこだけの儀式で終わらせようとはせず、
見せるものとして、鍛え向かれた技術を持って「ステージ」にあげてみせた大衆化。

そんな彼の努力で、私は新しい世界に出会ってしまいました。

writer:taki


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