09.02.08
INVISIBLE DIVERSITY 目に見えない多様性
カテゴリタグ:
喜田小百合日記
現在、KANZAN http://www.kanzan.jp/で開催されている、
「INVISIBLE DIVERSITY 目に見えない多様性
ボルネオで出会った6人のフォトグラファー展」
のオープニングでライブをやらせていただきました。
音楽を通じて、鋭い感性を持ったアーティストの方々と、
こうやってつながりをもてることをいつも光栄に思っています。
アラゲホンジとこの展覧会を結びつけてくれたアーティスト、
間部百合さんの作品
http://www.yurimanabe.com/
せっかくのこんな機会、
ちょっと自分なりにボルネオのことを調べてみたくなりました。
近年、再生可能な天然資源、バイオマス燃料の原料としても注目を浴びているパーム油。
そのプランテーション開発の場所ともなっているボルネオ島では、
様々な環境の変化が起きているようです。
『パーム油の生産における主たる環境社会影響』というレポートを読み、
「プランテーション開発に伴う問題」といういくつかの項目の中に、
一つ気になる文章に目が止まりました。
【地元住民の権利の侵害(土地をめぐる紛争、先住民の慣習的権利の侵害)】
という一文。
最近、自分がアンテナを立てているのか、
このように、自国のアイデンティティが「侵害」されている人々がいる。
という現状を耳にする機会が多くあります。
チベット人やこのボルネオに住む先住民族の人々、
かつて和人がアイヌの人々におこなったような「侵害」が、
今でも現在進行形で行われようとしている事実。
ひとつの尊い文化が「今」、消えかかっているという現状。
自国のアイデンティティを捜し求めている自分にとって、
この現状は、声を大にして「消えないで」と祈らずにはいられない事件です。
とは言ってもボルネオの人々の中で、プランテーションで働くことで、
ものが豊かになり、便利になることを喜び、
開発されるのを歓迎している人もいるようです。
今一番ほしいものは「テレビ」と答える、先住民の人たちも増えているよう。
自らが選択して、伝統より、新しいものへと、便利なものへと進化していくのは誰にも止められないこと。
もしかしたら失わないと気づかないこと、
ってたくさんあるのかもしれない。
ただ、嫌だと思うのは、
自分達の慣習や宗教が誰かに「侵害」されること。
人それぞれの文化や宗教は尊重されるべきで、
侵害されることなど、
あってはならないことだと私は思います。
同じ地球に住む人同士、調和と思いやりの心を持つ人がふえますように。
「INVISIBLE DIVERSITY 目に見えない多様性
ボルネオで出会った6人のフォトグラファー展」
http://kznborneo.exblog.jp/
2009年2月6日(金)〜2月20日(金)
12:00〜19:00 <月休>
会場:KANZAN あきち project 1階ギャラリー
writer:タキ(打楽器&パフォーマンス)
「INVISIBLE DIVERSITY 目に見えない多様性
ボルネオで出会った6人のフォトグラファー展」
のオープニングでライブをやらせていただきました。
音楽を通じて、鋭い感性を持ったアーティストの方々と、
こうやってつながりをもてることをいつも光栄に思っています。
アラゲホンジとこの展覧会を結びつけてくれたアーティスト、
間部百合さんの作品
http://www.yurimanabe.com/
せっかくのこんな機会、
ちょっと自分なりにボルネオのことを調べてみたくなりました。
近年、再生可能な天然資源、バイオマス燃料の原料としても注目を浴びているパーム油。
そのプランテーション開発の場所ともなっているボルネオ島では、
様々な環境の変化が起きているようです。
『パーム油の生産における主たる環境社会影響』というレポートを読み、
「プランテーション開発に伴う問題」といういくつかの項目の中に、
一つ気になる文章に目が止まりました。
【地元住民の権利の侵害(土地をめぐる紛争、先住民の慣習的権利の侵害)】
という一文。
最近、自分がアンテナを立てているのか、
このように、自国のアイデンティティが「侵害」されている人々がいる。
という現状を耳にする機会が多くあります。
チベット人やこのボルネオに住む先住民族の人々、
かつて和人がアイヌの人々におこなったような「侵害」が、
今でも現在進行形で行われようとしている事実。
ひとつの尊い文化が「今」、消えかかっているという現状。
自国のアイデンティティを捜し求めている自分にとって、
この現状は、声を大にして「消えないで」と祈らずにはいられない事件です。
とは言ってもボルネオの人々の中で、プランテーションで働くことで、
ものが豊かになり、便利になることを喜び、
開発されるのを歓迎している人もいるようです。
今一番ほしいものは「テレビ」と答える、先住民の人たちも増えているよう。
自らが選択して、伝統より、新しいものへと、便利なものへと進化していくのは誰にも止められないこと。
もしかしたら失わないと気づかないこと、
ってたくさんあるのかもしれない。
ただ、嫌だと思うのは、
自分達の慣習や宗教が誰かに「侵害」されること。
人それぞれの文化や宗教は尊重されるべきで、
侵害されることなど、
あってはならないことだと私は思います。
同じ地球に住む人同士、調和と思いやりの心を持つ人がふえますように。
「INVISIBLE DIVERSITY 目に見えない多様性
ボルネオで出会った6人のフォトグラファー展」
http://kznborneo.exblog.jp/
2009年2月6日(金)〜2月20日(金)
12:00〜19:00 <月休>
会場:KANZAN あきち project 1階ギャラリー
writer:タキ(打楽器&パフォーマンス)